【トレント・アレクサンダー=アーノルド】最高の右サイドバックとなった生粋のリヴァプールっ子がスゴイ。
リヴァプールの本拠地であるアンフィールドのふもとで生まれ育ち、6歳からリヴァプールのアカデミーに在籍していたというトレント・アレクサンダー=アーノルド。
リヴァプールの英雄スティーブン・ジェラードに憧れ、リヴァプールのアカデミーでセンターハーフとして頭角を表したアーノルドにトップデビューのチャンスが訪れたのは2016年10月だった。
ユルゲン・クロップによって右サイドバックにコンバートされると、リヴァプールの強力3トップへ入れる縦パスや強く精度の高いロングクロスでリヴァプールの大きな武器となっている。
クロップがアレクサンダー=アーノルドをサイドバックにコンバートしたのは、ジョシュア・キミッヒをコンバートしたグアルディオラと同じような狙いだろう。プレスを受ける時のハメどころとなるサイドバックのポジションに、足元のテクニックやビルドアップ能力の高い選手を配置することによって、プレッシングを剥がしてさらに攻撃につなげることを狙いとしているはずだ。
しかし、ビルドアップから先の高精度クロスや直接フリーキックは、ジェラードに憧れたアレクサンダー=アーノルドが持つ特殊能力。
ズタボロに崩されたと思えば、その後には完全に封じてみせるなど、ディフェンス面も日々成長しており、チャンピオンズリーグやワールドカップの舞台を経験して、いまではワールドクラスのサイドバックといえる選手となっている。
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