【パウリーニョ】移籍初年度でバルセロナに適応した肉体派ミッドフィールダーがスゴイ。
ブラジルワールドカップでの大敗からパフォーマンスを落とし、中国へ移籍した際には「終わった選手」とさえ言われていたパウリーニョ。
バルセロナのパスサッカーの中で異質と思われた肉体派が、リーガ・エスパニョーラ独走優勝に大きく貢献した。
中盤を幅広く動き回っては、ボールを運び、ファウルをもらい、ディフェンスラインの裏にも飛び出していく。
足元でボールを回すポゼッションサッカーとは異なるスタイルが、バルセロナに違いを生み出していた。
一昔前のバルセロナなら、ルイス・エンリケが担っていたような役割だろう。
シーズン途中にフェリペ・コウチーニョを獲得するなどボールスキルの高い選手が多くいるメガクラブのなかで、攻守に渡って体を張るスタイルを全面に押し出す貴重な選手だ。
ブラジル代表でもオフェンス陣は技術にたける選手が揃っているが、ネイマールやウィリアン、コウチーニョがプレッシャーの薄いサイドでボールを受け、パウリーニョがトップ下からスペースに幅広く動いていくスタイルが確立出来れば、ブラジル代表のオフェンスは止めようがないかもしれない。
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