【ジョアン・フェリックス】1億2600万ユーロの移籍金を生み出したポルトガルの天才がスゴイ。
2018年8月のポルトガルリーグでトップチームで初出場したジョアン・フェリックス。
スタメン出場も飾るなど徐々にプレー機会を増やしていくと、シーズン後半にはチームの柱に定着してゴールラッシュを見せ、またたく間にビッグクラブがこぞって獲得に乗り出すスター選手となった。
そして、ベンフィカが設定した高額の移籍金を支払ってまでジョアン・フェリックスを獲得したのは、エースのアントワーヌ・グリーズマンを手放すことになっているアトレティコ・マドリードだった。
柔らかく正確なボールタッチと抜群のパスセンスでゴールに絡むアタッカー。若い頃のクリスティアーノ・ロナウドやネイマールのように足技をひけらかすことはせず、確かなテクニックと周囲との連携でゴールに迫っていく。
アトレティコ・マドリードがジョアン・フェリックスに対してアントワーヌ・グリーズマンの後釜と期待するのも納得の逸材。単独でゴールに迫っていくこともできるが、パスワークでアシストすることもできる選手で、周りの攻撃陣への相乗効果も期待できる。
前方にスペースの出来やすい堅守速攻のアトレティコ・マドリードにはハマりやすいプレースタイルだと思う。だが同時にストライカーとの連携や中盤からの飛び出しも必要だろう。
引いてブロックを敷くことの多いアトレティコ・マドリードでは、ジョアン・フェリックスをサイドハーフで起用すると守備に忙殺されてしまう可能性があり、2トップの一角ではカウンターの場面で味方のフォローが間に合わない可能性がある。ジョアン・フェリックスはウイングや攻撃的ミッドフィルダーのポジションを中心に自由に動くことで良さが活きるタイプだと思うが、同時に他の中盤の選手には攻守両面でのハードワークが必要となるだろう。これまでフラットな4-4-2でブロックを敷くことが多かったが、ボール回収に長けたアンカーを置くなど、アトレティコ・マドリードに多少のスタイル変更があるかもしれない。
ジョアン・フェリックス | |||
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シーズン | チーム | 試合 | 得点 |
2018-2019 | ベンフィカ | 43 | 20 |
2019-2020 | アトレティコ・マドリード | 0 | 0 |
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