【フェデリコ・キエーザ】U21-欧州選手権でみせたキレッキレのドリブルがスゴイ。
東京オリンピックの予選を兼ねたU21-欧州選手権2019に、イタリア代表のエースとして出場したフェデリコ・キエーザ。
フィオレンティーナの生え抜きで、父親は元イタリア代表のスーパースターという逸材が、若手選手の品評会ともいえるU21-欧州選手権で印象的なプレーを残した。
特筆すべきはスペイン戦で決めた同点弾。左サイドのタッチライン際でロングボールを右足のアウトサイドでボールの勢いを殺したトラップで受けると、右サイドバックとの一対一から縦に抜け出して置き去りにすると、もう1タッチ中にも切れ込んでから、クロスボールと読んだキーパーの裏をついてシュートを選択。ディフェンスに押されて体勢を崩しながら枠に飛ばしたのはお見事。しいて言えば最初のトラップでボールを前に置けたら満点だった。
今回のイタリア代表には、パトリック・クトローネやモイーズ・キーンなどビッグクラブでプレーするアタッカーがいる中で、独力での打開力は飛び抜けていた。
ヨーロッパ中のビッグクラブが興味を示しているようだがフィオレンティーナは今のところ売りに出す気は無いらしい。U21イタリア代表での活躍で評価が上がり過ぎな部分もある。1シーズン待つことで評価が下がることもあり、大きく名前が上がるときが売り時。思ったような大ブレイクまでいかないユヴェントスのベルナルデスキとのトレードでも面白いかもしれない。
フェデリコ・キエーザ | |||
---|---|---|---|
シーズン | チーム | 試合 | 得点 |
2016-2017 | フィオレンティーナ | 34 | 4 |
2017-2018 | フィオレンティーナ | 38 | 6 |
2018-2019 | フィオレンティーナ | 41 | 12 |
top